殻を破る
ピカピカの新一年生始め新しい友だちがやってきてはや2か月半が過ぎました。日々があっという間に過ぎ去りサイトの更新も怠っていることを指摘され、慌てて取り組んでいる次第です。さて、この小さな教室に5つの小学校から子どもたちが集まってきます。学年も出席曜日もさまざまで、この場所以外では出会うこともなさそうな顔ぶれなのに、毎日異なる組み合わせでごく自然に楽しそうに遊んでいます。考えてみれば、これはすごいことなのかも知れません。
SNSの世界が典型ですが、人はその本性なのか、同質な存在とコミュニティを形成し異質なものを排除しようとしがちです。そこで日々同じような言説を取り入れ、同質性の居心地の良さに安住していると、いつの間にか異なる考えを受け入れられず、攻撃的にさえなります。小さなコミュニティの殻の中で生きることに満足するうちに、もし外の環境が激変したらどうなるのかというと、世界中で国家のあり方が大きく揺らいでいるこの現況が、その答えなのではないでしょうか。異なる存在に対して反感に満ちたレッテルを貼り、敵視し、攻撃と報復を繰り返す。第2次世界大戦後に世界の人々が協調し築いてきた共存共栄のしくみが壊されてしまいました。今週、ようやく停戦合意がなされることとなりほっとしますが、他国に資源や貿易を頼る日本は常にon the edge です。再度繰り返されたらポテチパッケージが白黒になる程度では済まないでしょう。もし、異なる存在へも先入観を抱かず、誰とでも当たり前に仲良くできる心の持ち主が時代を担うなら、世にある無数の殻は自然に破られ、社会は良い方に向かうのではないでしょうか。エコルの子どもたちがその先頭に立ってくれる未来に期待せずにはいられません。

